告知事項とは?

Q.マンション資料に小さな文字で、「告知事項あり」と書かれているのですが、これはどのようなものでしょうか?

 

 

A.「告知事項あり」という表示は、不動産取引において、物件に関連する重要な情報が存在することを示します。

 

この告知は、物件の瑕疵(かし)、法的問題、歴史的な事象、環境的な問題など、購入者や賃借人が知るべき情報を含んでいます。

具体的には以下のような事項が含まれます:

 

1. 構造上の問題

建物の構造的な欠陥や老朽化。

例えば、基礎の亀裂や耐震性の問題。

2.法的な制約

土地の利用制限、道路計画、建築規制などの法的な問題。

例えば、建設予定の道路が土地を通ること。

3.過去の事故や災害

自然災害や事故による過去の被害。

例えば、洪水や地震による被害の履歴。

4. 環境問題

土壌汚染、騒音、悪臭などの近隣環境問題。

例えば、近隣の工場からの騒音や悪臭。

5. 歴史的な事項

以前の所有者や使用状況に関する情報。

例えば、物件がかつて著名な歴史的事件の現場であったり、歴史的な建造物として登録されている場合などです。

6. 人の死に関する事項

建物や所有地内での死亡事故。

例えば自殺のような死に関する詳細は告知事項として特に重要で、自然死や日常生活の中で起こった不慮の死は原則告知事項に該当しないことが多いです。

 

これらの告知事項は、物件の価値や利用に大きな影響を与える可能性があるため、不動産取引においては非常に重要です。

購入者や賃借人は、これらの情報を正確に理解し、不動産取引を行う際には十分な注意が必要です。

これらの不安を事前に解決するため、弊社では「住宅購入前相談」や「不動産調査サービス」を提供していますので、いつでもご相談ください。